遺産分割協議とは?現役司法書士が伝授する、知っておきたいポイント

 #遺産分割

遺産分割協議とは?現役司法書士が伝授する、知っておきたいポイント

「遺産分割って何だろう?」

相続が起こると遺産分割って言葉をよく聞きますよね。銀行で相続手続きをしたり、役所で相続手続きする時にもよく耳にすると思います。でも実は、遺産分割って何なのかよく分からない、誰と話せばいいんだろう?という方も多いと思います。

そこで、この記事では、遺産分割協議の基本的な意味や誰と話せばいいのかをご説明します。

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遺産分割協議とは

遺産分割協議(いさんぶんかつきょうぎ)とは、故人の相続財産(遺産)について「誰が」「何を」「どんな割合で」相続するのかを決める相続人同士による話し合いの事です。相続人が1名であれば話し合う必要がないので、遺産分割協議は必要ありませんが、相続人が複数いるときは、この遺産分割協議を行います。

遺産分割協議の当事者

次に遺産分割協議の当事者、つまり誰と話し合えばいいのか?ということを下記に3つのパターンに分けてご説明します。これが遺産分割協議をするうえで重要なポイントになります。

1 相続人全員が基本

遺産分割協議は、相続人全員で行うことが原則で、一人でも参加していないときは無効となります。

例えば、仲が悪い相続人を抜かして遺産分割協議をしてしまったとき、存在を知らなかったため相続人全員で遺産分割協議が出来なかったとき。これらの場合は相続人全員が参加していませんので、遺産分割協議は無効になります。そのため、相続人全員を再度集めて遺産分割協議をする必要があるのです。

2 相続人に未成年者の方がいるとき

遺産分割協議は財産について重要な判断をする場所です。

人によっては、高校生くらいになれば、遺産分割協議の内容や重要性を理解できるかもしれません。しかしそれでも、大人になる一歩手前なため、自分にとって最善な選択が出来るか分かりません。

また、相続人が幼稚園生の場合を例に挙げてみると、より分かりやすいかもしれません。

幼稚園生に、遺産分割協議のことをいくら説明しても理解はできないですよね。それなのに、参加を強制し判断を求めるのは常識的に不可能でしょう。

そのため、相続人が未成年のときは、法定代理人(父母)や特別代理人(親族等)が、未成年者の代理人として遺産分割協議に参加し、他の相続人と話し合うのです。ちなみに代理人になる方は、親族であることが多いです。

3 相続人に認知症を患っている方がいるとき

認知症と言っても症状や度合いは様々ですので、一律に遺産分割協議が出来ないわけではありません。しかし、遺産分割協議は財産について重要な判断をする場所ですので、自分のした判断を理解できない状態であれば意思能力がないので、遺産分割協議に参加は出来ません。

なぜなら、そのような理解できない状態であると、それに乗じて不利な遺産分割協議をされてしう恐れがあります。そのため認知症の方の保護の為にも、代理人を選任する必要があるのです。

認知症の方の代理人は、家庭裁判所から選任された成年後見人がなります。そしてこの成年後見人が認知症の方の代わりに遺産分割協議に参加し、認知症の方にとって不利にならないような遺産分割協議をするのです。

まとめ

遺産分割協議は相続人全員で行うことが原則です。遠くに住んでいるからとか、仲が良くないからなどの理由で一部の相続人のみで遺産分割協議をすることは出来ません。遺産分割協議が無効になってしまうと、その後の相続手続きが進みません。

例えば預金を相続したり、不動産を相続する手続きも出来ないのです。必ず相続人が誰なのかを正確に判断して遺産分割協議をしましょう。

また、例外として相続人に未成年者や認知症の方がいる場合は、本人ではなく代理人が遺産分割協議をすることになります。代理人を付けて遺産分割協議をしないとそれも無効になってしまいますので注意が必要です。

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