相続が発生したら必要になる電気、ガス、水道の手続きをご紹介
「電気、ガス、水道も相続手続きの対象なの?」
皆さんが使っている電気、ガス、水道。これも相続が発生すれば、相続手続きの対象です。このような細かな日常生活のことも相続手続きの一部なので、出来るだけササっと手続きを完了させたいですよね。
そこでこちらの記事では、電気、ガス、水道の相続手続きの流れをご紹介します。
電気、ガス、水道の相続手続きの必要性
電気、ガス、水道などの公共料金の契約者が亡くなった場合、同居の方がそのまま契約を引き継いで電気、ガス、水道を利用するのであれば契約者を名義変更をし、逆に誰もその家に住まず電気、ガス、水道を利用しないのであれば解約をします。
電話で手続きをする場合
電気、ガス、水道などの公共料金を電話で相続手続きする方法について、5つのステップでご説明します。
ステップ1 公共料金の請求書や領収書を用意する
電話で公共料金の名義変更・解約をする場合、お客様番号や契約番号などの個人を特定する番号を聞かれることがあるので、スムーズに手続きを進めるためにもまず請求書や領収書を手元に用意しましょう。
請求書や領収書は毎月届いていることが多いです。なお、もし発見できない場合は用意できなくても大丈夫です。
ステップ2 請求書や領収書に書いてある連絡先に電話する
請求書や領収書には、何かあったときの為に各公共料金会社への連絡先が記載されていますので、その電話番号に連絡をします。
ステップ3 電話口で契約者が亡くなったことを伝える
請求書や領収書に記載されている電話番号は相続手続き専用の窓口ではなく、契約全般の窓口です。そのため、ご自身が相続手続きの為に連絡したことを、まずはじめにオペレーターの方に伝えましょう。電話口で伝える事は以下の内容です。
- 契約番号やお客様番号
- 契約していた者の氏名、住所
- 契約していた者が亡くなったこと
- ご自身の氏名、住所
- 名義変更又は解約がしたいこと
ステップ4 必要書類を聞く
オペレーターの方に相続手続きで連絡したことを伝えたら、名義変更や解約に必要な書類を聞きます。電話のみでで手続きが完了する事もありますが、亡くなったことが分かる戸籍やあなたとの関係が分かる書類を要求されることもありますので、オペレーターの方の指示に従って下さい。
ステップ5 名義変更や解約の完了
オペレーターの方の指示に従い必要な情報、必要な書類を提出したら相続手続きは完了になります。
インターネットで手続きをする場合
電気、ガス、水道などの公共料金をインターネットで相続手続きする方法について、4つのステップでご説明します。
ステップ1 サイトにアクセスする
電気、ガス、水道の相続手続きはインターネットでも受け付けをしています。まずは各公共料金会社のサイトにアクセスしましょう。
ステップ2 必要事項を入力し送信する
公共料金会社で用意しているフォームの必須項目をすべて埋めて送信します。
ステップ3 案内に沿って名義変更や解約をする
フォームを送信したら必要に応じて公共料金会社側から、必要書類や手続きに関して案内があります。案内に沿って名義変更や解約の手続きを進めましょう。
ステップ4 名義変更や解約の完了
公共料金会社側の指示に従い必要な情報、必要な書類を提出したら相続手続きは完了になります。
支払方法の変更も忘れずに
公共料金の支払いを口座引き落としにしていた場合、引き落とし口座を相続人の口座に変更をしないといけません。また、カード払いであったのならその手続きも必要です。この支払方法の変更手続きは、公共料金会社への連絡の際に出来ますので、忘れずに支払方法の設定をしましょう。
まとめ
電気、ガス、水道などの日常的なものであっても、契約者が亡くなれば相続手続きの1つになります。不動産の相続手続きや預貯金の相続手続きと比べると優先順位は低くなりますが、手続きをしないままにすると料金を延滞してしまうことになりかねません。相続手続きが少し落ち着いたら忘れないうちに手続きを完了してしまいましょう。