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相続税とは
相続税(そうぞくぜい)とは、相続の発生を原因として財産を取得した個人に課税される税金のことです。
相続税が発生する割合
相続税は、すべての方に課税されるわけでありません。相続税には、様々な控除があり実際に課税される方は、全国平均で7%前後と言われています。
相続税の基礎控除ってなに?
様々な控除の中で、まず一番に押さえておかないといけないのは,相続税の基礎控除です。
相続税の基礎控除とは、「この金額までは相続税が掛かりませんよ」という保証額のことです。この基礎控除の範囲であれば申告したり、利用の届出をしなくても、相続税は発生せず、税金を支払う必要がないのです。(ただし、特例等を利用した結果、基礎控除の範囲になる場合は申告が必要です。)
基礎控除額ってどのくらいなの?
気になる基礎控除額は以下の通りです。
基礎控除額=3000万円 + (600万円 × 法定相続人の数)
つまり父親が亡くなり、妻と子供2名が法定相続人になるときの基礎控除額は
3000万円 + (600万円 × 3名)=4800万円となります。
つまりこの場合、父親の遺産を合計して4800万円を超えなければ相続税を申告する必要はないということです。(ただし、特例等を利用した結果、基礎控除の範囲になる場合は、申告が必要です。)
相続税が掛かる人は意外と少ない?
このように相続税には基礎控除や様々な控除があるので、一般的なご家庭だと思ったほど対象になる方は多くありません。しかし、資産を多くお持ちの方や大都市に不動産をお持ちの方は、相続税が発生する可能性が高くなりますので注意が必要です。
もし、「うちってもしかして相続税掛かるかも?」と不安な方は税理士などに相談した方がいいでしょう。
相続税が発生するとき
相続した遺産が基礎控除額を超えるときは、納税義務者であるあなたは、申告期限内に相続税の申告書を作成して管轄の税務署に提出する必要があります。そして、申告書に基づいた税額を現金で納税しなければなりません。
もし、申告期限内に申告をしないと、加算や延滞税が掛かりますので、ご注意ください。
(平成30年4月1日現在)
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